本記事がおすすめな人
- 広い家や複数階建ての住宅で、Wi-Fi環境の改善を検討している人
- 複数デバイスを同時に接続し、安定した高速通信を求めている人
- ほぼ設定不要で簡単にメッシュWi-Fi環境を構築したい人
インターネットが生活に欠かせない現代、安定した高速Wi-Fi環境の構築は多くの方にとって重要な課題です。
私は以前からBUFFALO WXR9300BE6Pをメインルーターとして使用していましたが、より広範囲で安定したWi-Fi環境(メッシュWi-Fi環境)を求めて、WNR-5400XE6P/2Sを導入しました。
本記事では、WNR-5400XE6P/2Sの特徴や性能、メリット・デメリットを詳しく解説し、どのような人におすすめなのかを紹介致します。
- 特徴: 1つのSSIDで家中どこでも接続可能、シームレスなローミング
- 仕組み: 親機と子機が網目状につながり、家中をカバー
- メリット: 広範囲で安定した通信、複数デバイスでも高速接続維持
- 従来の中継器との違い: より効率的で最適化された通信を提供
メッシュWi-Fiは、広い家や多数のデバイスを使用する方にとって最適なWi-Fiソリューションです。
メリット
- 高速かつ安定した通信が可能
- 広範囲をカバーする優れた接続範囲(約160平方メートル)
- 複数台接続時の通信速度低下が少ない
- 初期設定が簡単(ペアリング済みで電源を入れるだけ)
- スマートフォンアプリ「AirStationアプリ」で簡単設定・管理
- 「スマート引っ越し」機能で古いルーターからの設定移行が容易
- ゲストポート機能搭載(来客用のWi-Fi提供が簡単)
デメリット
- Wi-Fi 7には非対応
- 2年目以降のセキュリティサービスは有料
- 6GHz帯を利用するには対応端末が必要
- バンドステアリングLite機能は6GHz帯への切替に非対応
ガジェットブロガー
みつ
画像を多く用いて、ガジェットのレビューを専門に提供するブログを運営しています。最大月間30万PVを誇り、ガジェット愛好者やガジェット購入を検討している方々に向けて、詳細かつ視覚的に魅力的なコンテンツを発信しています
WNR-5400XE6P/2Sレビュー
- Wi-Fi 6E対応トライバンドルーター(2.4GHz/5GHz/6GHz)で高速通信を実現
- 2台セットモデル(ルーター親機と中継器)でメッシュWi-Fi構築が可能
- 最大通信速度:6GHz/5GHz帯各2,401Mbps、2.4GHz帯573Mbps
- 2.5GbpsのINTERNETポートと三次元アンテナ配置で通信を最適化
- スマートフォンアプリ「AirStationアプリ」で簡単設定・管理
- セキュリティ機能「ネット脅威ブロッカー2 プレミアム」搭載(1年間無料)
項目 | 仕様 |
---|---|
外観 | |
製品名 | WNR-5400XE6P/2S |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11ax/ac/n/a/g/b |
周波数帯 | 6GHz / 5GHz / 2.4GHz (トライバンド) |
最大転送速度 | 6GHz: 2401Mbps、 5GHz: 2401Mbps、 2.4GHz: 573Mbps |
セキュリティ | WPA3 Personal、 WPA2 Personal、 WPA/WPA2 Personal、 WPA2/WPA3 Personal、 WEP(128-bit / 64-bit) |
有線LAN | LANポート: 1Gbps×3、 INTERNETポート: 2.5Gbps×1 |
アンテナ | 内蔵アンテナ (6GHz: 2本、5GHz: 2本、2.4GHz: 2本) |
対応IPアドレス取得 | IPv4 (手動/DHCP/PPPoE)、 IPv6 (DHCPv6-PD/IPoE/IPv4 over IPv6) |
その他機能 | メッシュWi-Fi、 バンドステアリングLite、 ネット脅威ブロッカー2 プレミアム |
外形寸法 | W140×H217×D75mm |
質量 | 約610g (製品本体のみ) |
消費電力 | 20.4W (最大) |
動作環境 | 温度: 0〜40℃、湿度: 10〜85% |
付属品 | LANケーブル(2m)×2、 ACアダプター×2、 取扱説明書、 保証書 |
保証期間 | 1年間 |
定価 | ¥33,480 |
最新価格 | Amazon |
- WNR-5400XE6P/2S
- LANケーブル(2m)×2
- ACアダプター×2
- 取扱説明書
- 保証書
2台セットモデル(ルーター親機と中継器)
WNR-5400XE6P/2Sは、ルーター親機と中継器がセットになったモデルです。そのため、広い家や複数階建ての住宅でも、簡単にメッシュWi-Fi環境を構築できます。
2台のデバイスは工場出荷時にペアリング済み(親機と中継機として設定済み)なので、設置してすぐに使用できる点がとても魅力です。
ルーター(親機)設定と、メッシュWi-Fi(中継機)として設定が実施済みなので、導入後は簡単にメッシュWi-Fi環境が構築できちゃいます。
Wi-Fi 6E対応のトライバンドルーター(2.4GHz/5GHz/6GHz)
最新のWi-Fi 6E規格に対応し、2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの周波数帯を利用できるトライバンドルーターです。
特に6GHz帯は混雑が少なく、高速で安定した通信が可能です。これにより、4K動画ストリーミングやオンラインゲームなど、大容量のデータ通信もWi-Fi環境で快適に行えます。
メッシュWi-Fi対応
メッシュWi-Fi技術により、家中どこでも安定したWi-Fi接続が可能です。複数のルーターが連携して最適な通信経路を自動で選択するため、移動中でも途切れることなくインターネットを利用できます。
例えば3階建ての家で、ルーターを設置している1階はWi-Fi速度が快適だけど、3階だと速度が遅くなって通信が不安定という方は、WNR-5400XE6P/2Sの親機を1階に、3階に中継機をおくとWi-Fi環境は劇的に改善する可能性があります。
最大通信速度:6GHz帯2,401Mbps、5GHz帯2,401Mbps、2.4GHz帯573Mbps
各周波数帯で高速な通信速度を実現しています。特に6GHz帯と5GHz帯では、理論値で2,401Mbpsという驚異的な速度を誇ります。これにより、複数のデバイスを同時に接続しても、各デバイスで快適な通信環境を維持できます。
我が家では、スマホやタブレット、ゲーム機やテレビ、スマート家電など、30台程度のデバイスが常時ネットワークに接続している状況ですが、メッシュWi-Fi環境構築後は、通信が遅かったり不安定になったことは一切ありません。
現在のネットワーク環境は今まで最高です。通信が早いのももちろんですが、家中どこでも安定した通信が可能になりました。
2.5GbpsのINTERNETポート搭載
2.5Gbpsの高速INTERNETポートを搭載しているため、光回線などの高速インターネット回線の性能を最大限に活かすことができます。将来的な通信速度の向上にも対応できる先進的な仕様となっています。
ちなみに我が家は「楽天ひかり」を契約していますが、理論値で最大速度は上り、下りは1Gbpsです。WNR-5400XE6P/2Sであれば2.5Gbps対応なので十分で、キャリア変更による通信速度アップにも対応できます。
三次元的アンテナ配置で6GHz帯を最適化
6GHz帯の電波は直進性が高く、障害物に弱いという特性がありますが、WNR-5400XE6P/2Sは三次元的なアンテナ配置によりこの問題を解決しています。そのため、6GHz帯の高速通信を家中で安定して利用できます。
我が家は3階建ですが、WNR-5400XE6P/2S導入後は1階、2階、3階と場所を選ばずWi-Fi環境は快適です。
IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)対応
次世代インターネットプロトコルであるIPv6に対応しているため、より高速で安定したインターネット接続が可能です。IPv4の枯渇問題にも対応し、将来的なネットワーク環境の変化にも柔軟に対応できます。
バンドステアリングLite機能搭載
WNR-5400XE6P/2SのバンドステアリングLite機能により、接続デバイスの位置や通信状況に応じて、最適な周波数帯(2.4GHzまたは5GHz)を自動で選択します。これにより、ユーザーが意識することなく、常に最適な通信環境を維持できます。
WNR-5400XE6P/2Sのメリット、デメリット
WNR-5400XE6P/2Sには多くの魅力的な特徴やメリットがありますが、同時にいくつかの制限もあります。個人視点にとどまらず様々な点でメリット、デメリットを整理しました。
メリット
WNR-5400XE6P/2Sは高性能と使いやすさが強みですが、最大の強みはほぼ設定不要で簡単にメッシュWi-Fi環境を構築できる点です。
- 初期設定が簡単(ペアリング済みで電源を入れるだけ)
- 高速かつ安定した通信が可能
- 広範囲をカバーする優れた接続範囲(約160平方メートル)
- 複数台接続時の通信速度低下が少ない
- スマホアプリ「AirStationアプリ」で簡単設定・管理
- 「スマート引っ越し」機能で古いルーターからの設定移行が容易
- ゲストポート機能搭載(来訪者用のWi-Fi提供が簡単)
これらの特徴により、家庭やオフィスでのWi-Fi環境を大幅に改善できます。特に、広い範囲をカバーする能力と複数デバイス接続時の安定性は、現代の多デバイス環境において非常に重要です。
デメリット
一方で、WNR-5400XE6P/2Sにもいくつかの制限があります。主なデメリットは以下の通りです。
- Wi-Fi 7には非対応
- 2年目以降のセキュリティサービスは有料
- 6GHz帯を利用するには対応端末が必要
- バンドステアリングLite機能は6GHz帯への切替に非対応
あえてデメリットとしてあげてはいますが、現状Wi-Fi 7に対応したデバイスはほとんどありません。我が家では唯一iPhone 16 Pro Maxくらいです。ただ、我が家では30台以上のデバイスをネットワークにつなげており、家族が各自自室で動画視聴しても通信が不安定になったり、遅いと感じることはありません。
正直、快適そのもので、少し過剰スペックかもしれません。ただ、今後もキャリアの回線は安価で高速なものが利用できるようになるので、先行投資としては良い選択肢です。
WNR-5400XE6P/2Sがおすすめな人
WNR-5400XE6P/2Sは、以下のような人々に特におすすめです。
- Wi-Fi設定に詳しくない人でも簡単に高性能なネットワークを構築したい人
- 広い家や複数階建ての住宅に住んでいる人
- 複数デバイスを同時に接続する必要がある家族
- 4K動画視聴やオンラインゲームを楽しむ人
- 将来的な通信回線増速に備え高スペックなネットワーク機器を導入したい人
特に、現在のWi-Fi環境に不満を感じている人で、新しい家に引っ越す予定の人にとって、WNR-5400XE6P/2Sは理想的な選択肢となるでしょう。
まとめ:最高のメッシュWi-Fi環境をつくりたいならおすすめ
WNR-5400XE6P/2Sは、最新のWi-Fi 6E技術と高度なメッシュWi-Fi機能を簡単導入できる高性能なネットワーク機器です。
私の場合、BUFFALO WXR9300BE6Pをメインルーターとして使用しながら、WNR-5400XE6P/2Sをメッシュ子機として導入することで、より広範囲で安定したWi-Fi環境を実現できました。
確かに、Wi-Fi 7非対応や一部機能の制限など、いくつかのデメリットも存在します。しかし、現在のネットワーク環境を大幅に改善したい人や、将来を見据えた投資を考えている人にとって、これらのデメリットは正直気にならないと思います。
WNR-5400XE6P/2Sは、家庭やオフィスに最高のWi-Fi環境を構築したい人にとって、非常に魅力的な選択肢です。
記事内で紹介した他アイテム