録音って、実は地味に面倒だと思っている。
録音自体は、スマホ一つでもできる。ボイスメモアプリを開いて、ボタンを押すだけ。それだけなら、今持っているスマホで十分事足りる。
問題はそのあとだ。会議が終わって、録音データはちゃんとスマホの中に残っている。でも、それをあとから聞き返すことは驚くほど少ない。
文字起こしをしようと思っているうちに次の予定が入り、気づけば数週間分の音声データがただ溜まっているだけ、という状態になる。結局「録っただけ」で、振り返りにはまったく活用できていない。そういう経験、たぶん一つや二つではないはずだ。
そんな地味なストレスを、正面から潰しにきたデバイスがある。Notta Memo Proだ。今回、発売前のタイミングで実機を触らせてもらう機会があったので、実際に使ってみた感想をまとめておきたい。
正直、レコーダーというカテゴリ自体、「録音できればどれも大差ないのでは」と思っていた。でも使ってみると、録音そのものの機能よりも、録ったあとの流れがどれだけスムーズかで、日常への馴染み方がまったく変わってくることに気づかされた。
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みつ
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Notta Memo Proって何?

カード型のAIボイスレコーダーで、録音した音声をNottaのアプリ上で文字起こし、要約、要点整理、さらにはToDo化までまとめてやってくれる。
会議、1on1、商談、顧客ヒアリング、インタビュー、授業、セミナー、思いついたアイデアのメモ。使い道はわりと幅広い。

「録音してからが本番」というタイプのツールなので、録音そのものより、録ったあとの手間をどれだけ減らせるかが本質だと思う。文字起こしや要約はよくあるサービスだけれど、そこに至るまでの「録る」「送る」という部分にどれだけ気を使わなくていいかが、実際の使い心地を左右する。

実際に日常的に使ってみて、そこがかなり練られていると感じた。
利用プランについても触れておくと、Notta Memoシリーズは全製品でStarterプランを無料で使える。しかも9月初旬からは月間の文字起こし時間が300分から600分に拡大される予定とのことで、まずは気軽に試してみるという選択肢が取りやすくなっている。
読者が気になりそうなスペックだけ、簡単に表にまとめておく。
| 項目 | Notta Memo Pro |
|---|---|
| 外観 | ![]() |
| 本体サイズ | 幅77.2×高56×厚さ3.9mm |
| ディスプレイ | 0.95インチ カラーAMOLED |
| ストレージ | 64GB |
| 集音距離 | 推奨5m(検証中) |
| バッテリー | 600mAh |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 参考価格 | 29,700円 |
| 利用プラン | Starterプラン無料(9月初旬より月間文字起こし600分) |
| 最新価格 | 公式サイトで探す |
開封して最初に気づいたこと

箱を開けてまず思ったのは、「軽い」「薄い」ということ。カードサイズと聞いて想像する以上に、存在感がない。
本体だけでなく、専用ケースやガイドなど付属品もひと通り揃っているのだが、それらを全部合わせても持ち歩く時にかさばる感じがしない。

試しにMagSafe経由でスマホの裏に装着してみたが、正直、途中で存在を忘れる。ポケットに入れていることを忘れて上着を洗濯しそうになったくらい、生活に馴染んでしまう薄さだった。
「コンパクトなカード型レコーダー」という説明は資料を読んだ時点で理解していたつもりだったが、実際に手に持ってみるとその印象がまったく違う。数字上のサイズと、実際に生活の中に置いたときの気配のなさは、別物として体験しないと分からないものだと改めて思った。

セットアップも身構えるほどのことはなかった。アプリと連携させて、Wi-Fi情報を登録するくらいで、あとは意識せずに使い始められる。この手軽さも、日常的に持ち歩く道具としては地味に大事なポイントだと思う。
画面がついている、という安心感

本体にはディスプレイが搭載されていて、これが思っていたより見やすい。
一目で「今、録音中なのか止まっているのか」「どのモードで動いているのか」がわかる。地味なようで、これがないと「あれ、ちゃんと録れてたっけ」と不安になる場面が結構ある。特に大事な打ち合わせの前だと、この一目でわかる安心感はかなり心強い。

画面を見た瞬間、正直ちょっとした未来感があって、「いいものを持っている」という満足感もあった。カラー表示というだけで、機能面以上に、道具として所有していることの気分の良さがある。実用性と所有欲、両方を満たしてくるのはずるいと思う。
録音ボタンを押すだけでいい理由

対面での重要な会議で実際に使ってみた。最近はオンライン会議も増えたけれど、やっぱり本当に大事な話や、込み入った相談ごとは対面ですることが多い。そういう場面ほど、あとから正確に振り返りたいという気持ちが強くなる。
そういう場に、Notta Memo Proをさっと置く。特別な操作はいらない。Notta Memo Proアプリの録音ボタン(Notta Memo Pro本体のボタン操作も可能)を押すだけで、そこにいる人はほとんど「録音されている」ことに気づかないと思う。それくらい自然に場に馴染む。
存在を意識させずに記録が進んでいくというのは、話す側にとっても余計な緊張を生まないという意味で、地味に良いポイントだと感じた。

録音モードの自動切り替えも、使っていて特に引っかかることはなかった。通話なのか対面なのかを機械側が判断してくれるので、「今日はどっちのモードだっけ」と考える必要がない。以前使っていたレコーダーだと、モードを切り替え忘れて音質がいまいちだったということが何度かあったので、この「考えなくていい」感覚が、実は一番の価値かもしれないと思っている。
録音したデータ、気づいたらクラウドに上がっている

今回試した機能の中で、一番驚いたのがこれだった。
登録済みのWi-Fiに接続していると、録音したデータが自動でクラウドに同期される。転送作業をした記憶がまったくないのに、あとでアプリを開くと、ちゃんとデータが上がっている。「同期しなきゃ」という意識すら必要ない。

正直、最初は半信半疑だった。今までのレコーダーだと、スマホアプリを開いてBluetoothやWi-Fi経由で転送する、という一手間が当たり前だったからだ。
でも実際に試してみると、本当に、気づいたら終わっていた。この体験は、地味だけど効く。「あとでやろう」と思ったまま放置していたタスクが、勝手に片付いているような感覚に近い。

会議が終わってそのまま次の予定に向かい、少し落ち着いたタイミングでアプリを開いたら、すでに文字起こしまで進んでいたときは、思わず声が出た。転送を忘れて後悔する、というこれまでのパターンがそもそも起きようがない設計になっている。
「あの発言、どこだっけ」がなくなるBookmark機能

会議中、重要な発言があった瞬間にボタンを短押しすると、その時点にチェックマークがつく。文字起こしをあとで見返すと、該当箇所がハイライト表示される仕組みだ。

これが思った以上に便利だった。「あの発言、正確にはなんて言ってたっけ」と聞き返したいとき、いちいち全体を聞き直す必要がない。マークした箇所からすぐに確認できる。
それに、他の人に「ここ聞いてほしい」「この発言、証跡として残しておきたい」という場面でも、フラグを立てておけるのはかなり実用的だ。会議の議事録を作る立場からすると、あとで全部聞き直す時間が一番もったいない。この機能があるだけで、振り返りの負担がかなり軽くなる印象がある。

長い会議になればなるほど、「重要な部分はどこだったか」を思い出すだけでも時間がかかる。録音中にその場でマークしておけるというのは、記憶が新しいうちに要点を残せるということでもある。あとから振り返る自分のための、いわば付箋のような機能だと捉えると分かりやすいかもしれない。
気になった点、現時点でまだ分からないこと

いい面ばかり書いたが、フェアに気になった点も書いておきたい。
まず、価格。参考価格は29,700円で、決して安い買い物ではない。日常的に録音・文字起こしをする頻度がどれくらいあるかによって、価値の感じ方はかなり変わってくると思う。毎週のように会議や取材がある人にとってはすぐに元が取れる感覚だと思うが、たまにしか使わない人にとってはオーバースペックになる可能性もある。
また、メーカーから受け取った資料の中には「検証中」として扱われている数値がいくつかある。集音距離(推奨5m)、満充電までの時間、待機日数、オフラインでの累計録音時間などがそれにあたる。これらは実際に使ってみた印象としては十分実用的だと感じたが、正式な数値ではないという前提は書いておく必要がある。
記事公開時点でメーカーから最新情報が案内される予定とのことなので、購入を検討している人は公式の最新スペックを確認してから判断してほしい。
もう一つ挙げるなら、便利さの多くが「Wi-Fiに繋がっている」ことを前提にしている点だろうか。自動クラウド同期の快適さは体感して分かった一方で、Wi-Fi環境が整っていない場所での利用が中心の人は、その恩恵をフルには感じにくいかもしれない。とはいえオフラインでの録音自体は問題なくできるので、あくまで「同期のタイミング」の話ではある。
こんな人に向いている

一言でまとめると、「録音したあとの作業を、できるだけ自分の手から離したい人」に向いていると思う。
会議の議事録を毎回自分でまとめるのが面倒な人。取材や商談の内容を、あとから正確に振り返りたい人。授業やセミナーの内容を聞き逃したくない人。ふと思いついたアイデアを、その場で言葉にして残しておきたい人。
そういう人にとっては、「録るだけで、あとは勝手に進んでいく」という体験は、想像以上に楽になる。
逆に、そもそも録音する機会がほとんどない人にとっては、正直オーバースペックかもしれない。便利さは間違いないが、その便利さを日常的に使う場面があるかどうかで、満足度は大きく変わってくる。自分の普段の働き方や学び方に当てはめて、必要かどうかを考えてみてほしい。
個人的には、「録音してから先の面倒くささ」に一番のストレスを感じていたタイプなので、そこがまるごと解消されたことの体感は大きかった。カードを1枚持ち歩くだけで、記録に関する悩みがひとつ減る。そういう道具だと思う。
派手な機能で驚かせにくるタイプの製品ではない。むしろ地味な手間をひとつずつ丁寧に削っていった結果、気づけば録音という行為そのものへのハードルが下がっていた、という感覚に近い。しばらく使い続けてみて、そのじわじわとした変化のほうが、この製品の本質なのかもしれないと思っている。
最後に、ここまで書いたことをざっくりまとめておく。
- 通話録音・会議録音モードの切り替えも、転送作業も、意識しなくていい
- 気づいたらクラウドに同期が終わっている
- 重要な発言はボタン一つでマークできて、あとから探しやすい
- 会議・取材・授業など「あとで振り返りたい」場面が多い人ほど恩恵が大きい
- 逆に録音の機会が少ない人には、正直オーバースペックかもしれない
- クーポン10%OFF:3CWPSQHH
Notta Memoがまずはどんな製品か触ってみたいという方にはNotta Memoという選択肢もおすすめです。

